第5回全日本ウェイト制大会
平成16(2004)年5月23日(日) 稲城市総合体育
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<大会結果>
<軽量級>入賞者 優勝 松野正浩(岡山) 準優勝 板野 平(岡山) 第3位 加藤賢一(清武会) 第4位 渡部 浩(増田)
<中量級>入賞者 優勝 林 俊之(岡山) 準優勝 小川晃正(三和) 第3位 中務弘之(岡山) 第4位 照喜名竜二(千葉)
<重量級>入賞者 優勝 岡本 徹(三和) 準優勝 小野寺 健(清武会 第3位 秋吉栄史郎(増田) 第4位 松本薫樹(香川)
<試合状況>
<軽量級> 桜井雅之 初段 予選2回戦、軽量級では上位入賞経験豊富な関恵太郎選手(清武会)と対戦。関選手のリズムや粘りにもうまく対応し、圧力のある試合展開をしましたが、場外へ「押し」で出してしまい注意をとられてしまいました。延長2回まで粘りましたが、惜しまれる判定負けでした。 吉川正浩 初段 予選2回戦、岡山の若手、小笹和也選手と対戦。試合運びのうまい吉川選手ですが、最後を強い突きの連打でまとめられ、本戦判定負けを喫しました。 菅本裕昭 初段 予選1回戦太田敏治選手(清武会)と対戦。初の全日本クラスの試合、それも第一試合ということで緊張のためか、いつもの動きが見られず、力が入りすぎてスタミナロスしていたように見受けられました。延長2回まで両者一進一退を繰り返しましたが、最後は判定負けとなりました。
<中量級> 小川晃正 初段(準優勝) ここしばらくタイトルから遠ざかっていた小川選手ですが、今回は調子もよく、順調に勝ちあがってきました。苦戦が予想された、強豪、照喜名竜二選手(千葉)との準決勝戦も突き、下段、ひざをリズムよく繰り出し、本戦で判定勝ち。決勝では、岡山の林俊之選手と対戦。突きが強く粘り強い相手なだけに、気持ちで負けてしまうのでは?と心配しましたが、強打にもひるまずあきらめずに戦い抜きました。しかし結果は延長の末0-5。次こそは優勝を手にしてくれることを期待します。 山崎貴範 初段 予選1回戦を5-0で圧勝。つづく2回戦、中務弘之選手(岡山)と対戦。左の突き、左の蹴りに偏ってはいたものの、出だしは好調でしたが、中盤から手も足もとまってしまい、反撃のないまま、本戦0-5で判定負けに終わりました。 石井努 初段 菅本選手と同様、全本クラスの大会初出場の石井選手。予選1回戦は若手ながら、全日本ジュニア大会など大きな舞台の経験豊富な、島袋竜郎選手(坂本)と対戦。スピード感あふれる島袋選手の攻撃を、うまく受け返ていましたが、切れのある内股、下段に体勢を崩されたところをきかされ技有り。本戦での敗退となりました。
<無差別級> 岡本徹 参段(優勝) 3年半のブランクを経ての試合は岡本選手にとっても様々なプレッシャーを乗り越えての出場だったようです。しかしいったん場に上がればそんな様子は微塵も見せず、「余裕の」「貫禄の」という言葉をつけずにはいられない内容でした。これが格の差というものでしょうか。準決勝の秋吉栄志郎選手(増田)戦では、会場が「秋吉」コールに包まれましたが、的確に技を入れ相手を崩し、本戦での勝利。決勝の小野寺健選手(清武会)との戦いでは、ステップワークと変則の上段をうまく使いこなす組手にねばられ、ひやっとさせられる場面もありましたが、最後は試合を自分のペースにまとめ、経験値の抱負さで上手をとり延長戦を勝利でしめくくりました。 山本高弘 弐段(ベスト8) 予選2回戦を勝ち上がり、迎えた準々決勝戦の相手は小野寺健選手(清武会)。全く対象的な組手スタイルの実力者同士だけに、どちらが自分本来の組手が出せるかが勝負の決め手だったように思えます。小野寺選手の間合いをコントロールしながら、振り分けてくる攻撃に少し躊躇してしまったのでしょうか、いつもの山本選手の中に入り込んでも突き、下段の展開に持ち込めず、本戦で小野寺選手に軍配が上がりました。 藤沢賢一 1級 これで二度目となる千葉・石井宏成選手との対戦。前回(第34回全日本大会)では藤沢選手の勝利。そのことはお互いに意識があったことと思います。藤沢選手は相手に思うように組手をさせないうまさがありますが、そこのところは石井選手も注意してきたのか、今回は藤沢選手を逃がさず、正確な技でポイントをかさねました。予選2回戦、延長で今回は石井選手が勝利しました。 中村征仁 初段 予選1回戦、ブラジル勢和会から単身乗り込んできたリカルド選手との対戦です。身長差20cm、体重差30kgと恵まれた体格を活かして攻め込みましたが、延長、再延長と粘られ、リカルド選手が勢いづくにつれて、最後は気力がとだえてしまったのでしょうか、悔しい判定負けとなりました。
<演武>
増田章師範による演舞。
型「スーパーリンペイ」とバット折りが披露されました。
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